Trilogy システム・モジュール
Trilogyモジュール

エンジニアリング・ステーション
エンジニアリング工程を管理するためのコア・プラットフォーム。ODB++ベースのエンジニアリング機能をすべてサポートし、設計・BOMデータの入力から、即座に生産に使用可能な実装機ドライバ・ファイルの出力まで、NPIワークフロー工程全体を支援する統合エンジニアリング・ソリューションを提供します。入力機能は一般的なあらゆるCAD/CAMデータ・フォーマットに対応しており、BOMマネージャやバロール・パーツ・ライブラリィとのインタフェースを併用すると、製造する基板実装の最も包括的なデータ・モデルを作成できます。完全なルールベースのDFM解析や製造最適化の段階に続いて、面付け、現場指示書の作成、製造図面、メタルマスク加工用データ、配置検査装置ドライバ・ファイルなど、すべての工程準備機能をサポートします。

CADデータ入力
PCBレイアウト・ファイルを直接入力することで製造データ情報を最大限活用します。
TrilogyはMentor、Cadence、図研、Altiumなどの主要なPCBレイアウト・フォーマットをすべて読み込むことができます。先進的なエンジニアリング工程用にBOM/AVLをマージして完全なODB++データベースを構築する際に、CAD/CAMデータ交換のコストを最小限に抑えます。

CAMデータ入力
リバース・エンジニアリングや工程準備をサポートする幅広いCAMデータ入力。Gerber、GenCAD、FATF、Excellon、IPC-D-356、HP-GL、DXF、IDFなど、一般的なあらゆるCAMフォーマットの自動入力が可能です。


CAMデータ出力
サードパーティの製造およびツーリング・アプリケーションをサポートする複数のフォーマット出力。Trilogyの包括的な実装機、フィクスチャ、およびドキュメント出力のほかに、Gerber、GenCAD、Excellon、Postscript、FATF、IDF、IPC-D-356、DFM SharelistなどのCAM出力機能から幅広く選択できます。

BOMマネージャ
NPIエンジニアリングに対応するBOMおよびAVLの解析・検証。

部品表(BOM)や代替部品表(AVL)は様々なフォーマット、レイアウト、構成で提供される可能性があります。BOMマネージャは、フォーマットにかかわらず、高度なロジックベースのテンプレートに基づいて、提供されたロジスティックス・データ・ファイルを読み込む包括的なツールセットを備えています。BOM/AVLデータは解析後、バロール・パーツ・ライブラリィに対して検証用に設定されます。確認済みの形式で保存されたBOMファイルは、エンジニアリング・ステーションのODB++ジョブ・データベースに入力可能となり、マスターPDM・ERPシステムに入力して部品調達プロセスに役立てることもできます。


部品およびメタルマスク・データの抽出
部品データおよびメタルマスク・データ抽出用の強力なリバース・エンジニアリング・ツール。例えばGerberデータのみが支給されるなど、エンジニアリング・データが入力として不完全な場合は、ルールベース・アルゴリズムによってグラフィカルなパッド・パターンをスキャンし、部品フットプリントのグループを抽出。中心を特定してメタルマスク加工用データを作成します。また、エンジニアリング・フローの下流工程で部品配置プログラムを生成できるように、部品の方向を出力可能です。

パーツ・ライブラリィ・マネージャ
VPLへのオープンでカスタマイズ可能なアクセス。
VPLは広範囲にわたるカスタマイズが可能です。例えば、ローカル・ライブラリィ内でパッケージの拡張処理属性を作成および管理したり、カスタマイズ部品や特殊部品用にパッケージを作成したりできます。パーツ・ライブラリィ・マネージャは、一元的なVPLのサポート業務に当社が使用している原則に従って部品やパッケージを定義するための機能も提供します。

グラフィック・シンクロナイゼーション
TrilogyとソースのCADシステムの間のグラフィカルなホットリンク機能により、設計者のデータベースにフィードバックを直接提供します。CADデータベースがODB++に読み込まれると、Trilogyは先進的なCADシステムに対するインテリジェントなグラフィック・リンクを提供します。従って、設計者はCADシステムとTrilogyのどちらでも、同様のズーム・視点変更機能を使用して、簡単な操作で設計をレビューできます。グラフィック・シンクロナイゼーション機能によって、PCBレイアウト環境からDFMの結果を素早くレビューできます。データの一貫性を保ち、Trilogyと設計プロセスを垂直に統合します。

エンジニアリング・ステーション自動化ライセンス
NPI工程の生産性を倍増します。ラインモード・コマンドや強力な「info」コマンドによるシステム稼動スクリプトを使用できます。ODB++データベースにレコードの問い合わせを行うことで、自動化ルーチンの決定ループを加速します。

ドキュメンテーション・エディタ
工場向けのすべての図面と指示書の作成用パッケージ。情報を効果的に伝え、ODB++データベースからの自動作成を支援します。色分けされた製造関連ドキュメンテーションを作成し、生産工程の各論理手順を明確に伝えます。ドキュメンテーション・パッケージでは、製造工程ごとに構成や指示書を選択可能です。自動実装ラインの設定、手動実装、検査、修正などの指示書を管理できます。作成したドキュメントは、印刷して使用することも、Trilogyドキュメンテーション・ビューワからオンラインでアクセスすることもできます。


3D VRMLシミュレータ
製造前の工程で、データベースへの入力後、製品をすぐに3Dで表示できます。バーチャル・リアリティ・モデリング言語(VRML)に基づいた高度な3Dビジュアル化ツールを使用して、TrilogyはODB++ジョブ・データベースに入力後すぐに実装後の基板を表示できる技術を提供します。製品をこのように表示することで、実装や全般的な設計要件と比較して、部品レイアウトを素早くビジュアルに評価できます。全般的な設計特性をできる限り早い段階で理解すれば、見積りや顧客とのコミュニケーションを円滑に進めることができです。バロール社はオープンな業界標準に基づいたソリューションを提供しています。VRMLファイルは顧客に簡単に渡して別の場所で参照してもらえるので、DFMやプリプロダクション・エンジニアリングの意思決定に有用です。

実装/テスト解析
実装/テスト工程の高度な製造性レビュー機能。ODB++の情報と形状ベースのアルゴリズムを使用した高度な実装/テスト解析プログラムによって、製品が製造工程に入る前に製造上の欠陥を見つけることができます。実装解析プログラムでは、部品配置、フィデューシャル、テストポイント、基板外形などの実装上の問題点を解析します。この強力なパッケージでは、フィデューシャル解析、部品解析、パッドスタック解析、テストポイント解析、ソルダペースト解析の5つの主要な機能に分かれる100以上の項目が完全に自動化されており、多様なレポートを作成可能です。


基板解析
製造設計解析を向上。Trilogyの基板解析機能は、PCB製造技術者が基板の製造性を検証できる包括的なエンジニアリング・ツールです。基板解析では高度な輪郭アルゴリズムに基づいて、工程内の早い段階で製造上の潜在的な問題点を検出するため、DFM技術者は問題を事前に特定して解決策を定義できます。その結果、製造上の問題と実装/テスト上の問題が同時に最適化されます。この強力なパッケージでは、信号層解析、電源・グランド解析、シルクスクリーン解析、レジスト解析、ドリル解析の5つの主要な機能に分かれる100以上の項目が完全に自動化されており、多様なレポートを作成可能です。


HDI製造およびマイクロビア解析
HDI基板に特化した製造解析アルゴリズムによって、BGA基板およびCOB(チップオンボード)基板、従来のラミネート工法による多層板、ビルドアップ工法による多層板などに適した、2つの高度な解析モジュールを提供します。HDI解析では物理的な検証解析の範囲が広がるため、レジストとの間隔、各種の伝導性、内層接続ビア、部品など、属性によって選択された様々な機能の組み合わせごとに、最小の銅箔間隔までチェックできます。導体の角度は事前に設定した条件に対して検証され、解析では層がコアタイプかビルドアップかも考慮されます。

ネットリスト解析機能
元のネットリスト・データと設計時のネットリスト抽出データとを比較して、電気的な整合性を保証します。ネットリスト解析機能はリアルタイムのラスタライゼーション技術を使用し、どんなPCBの相互接続マップでも瞬時に抽出することができます。照合ネットリスト(CADシステムからの論理的ネットリストなど)と比較すれば、違いが強調表示されて、オープンやショートのようなネットリストの完全性の欠陥を示すグラフィカル要素を特定します。製造技術者がリソースを製造工程に送る前に最終的な設計データの完全性を確認できる強力なツールです。

DFMプログラム

製造レベルのPCB設計改良により歩留まりを向上。
複数のルールベース・アルゴルリズムによって製造設計データの最適化を行い、コストの削減、歩留まりの向上、品質の安定化を実現します。シルクスクリーン最適化、スライバ・フィル、銅箔バランス、ピンホール除去、信号層最適化、メタルマスク最適化などの多様な機能をサポートします。

メタルマスク設計
インテリジェントなアルゴリズムに基づくフィクスチャ設計。メタルマスクの開口サイズと形状のわずかな差異はソルダの生産性に大きな影響を与えます。メタルマスク最適化では、部品タイプ、フットプリントとパッドの形状、鉛フリーの要件などを考慮して、メタルマスクの厚さ、ペースト・タイプ、印刷速度などの工程の制約に最も合うように、メタルマスクの開口を適合させます。この繰り返し可能な機能では、ソルダペースト範囲の割合と開口の縦横比が基板全体で瞬時に制御されます。

ドキュメンテーション・ビューワ
作業現場におけるオンラインのドキュメント表示。
Trilogyドキュメンテーション・ビューワは、各生産段階で指示が明確に伝わるように、構造化されたデータの高速でインテリジェントな表示を提供します。ドキュメントは階層的なデータ構造に基づいており、OLEに完全に対応しています。ドキュメントの配信は、ネットワークで接続されたシンプルなディレクトリ・ファイル構造を通じて行うことも、サードパーティの一元的なドキュメント管理システムを使用したクライアント/サーバー・アクセスを通じて行うこともできます。

ライン・バランス
実装機とライン・バランスを包括的に最適化。
最適なフィーダ設定、最小のツール切替回数、バランスのとれたフィーダ使用、サイクル時間の短縮を可能にします。実装機の高度な運動学的モデリングにより、生産実行前にサイクル時間を正確に計算し、ボトルネックを絶えず取り除くために反復的に対応策を提供します。既存の実装プログラムおよびライブラリィを読み込んで、異なる実装機用にリエンジニアリングする機能を搭載し、ジョブの移動性を高めています。フィーダ設定は、スループットを最大限に引き出すように、実装ライン全体にわたってバランス化されます。ライン・バランス機能は、複数のメーカの様々な実装機の組み合わせに対応しており、ライン全体の生産性を最大限に引き出します。


グルーピング
複数の製品を生産する際のライン停止時間を短縮。グルーピングでは、複数の設計の要件を考慮して、今後のジョブの要件に合わせて統合・最適化されたライン設定を準備したり、各ジョブに共通の部品グループを作成したりします。完全反復的ライン・バランスなどの高度なアルゴリズムを使用し、多品種の製造工程においてライン全体の生産性を飛躍的に向上させます。

マシン・シェイプ・マネージャ
SMT部品形状の実装機ライブラリィを統合管理。
マシン・シェイプ・マネージャは、複数の実装機プラットフォームに分散している実装機レベルの部品ライブラリィを、有効な一元的ライブラリィに統合し、工場全体に提供します。実装データの全体的な整合性を確保できるため、設定時間が短縮され、品質やジョブの移植性が高まります。マシン・シェイプ・マネージャは、分散している実装機レベルのデータ・ソースの統合、内容の編集と合理化、新しい形状データの作成と妥当性検証ルールなどの機能を備え、実装プログラミング・レベルでの部品データ管理の効率性を最大限に高めます。

ヴァーチャル・スティッキー・テープ
SMT部品のローテーションの中立化・修正機能。Trilogyでは、元の設計にかかわらず、すべてのCADローテーションをバロールの標準のローテーションへと中立化します。プログラム出力が生成されたら、実装機のライブラリィ部品データを使用して、ローテーションを正確にシミュレート・配置してグラフィカルに表示し、元の設計方向と比較します。ローテーションに関するすべての問題をオフラインで迅速に解決・検証できるため、プログラムのデバッグを行うために実装機の貴重な稼働時間を費やす必要がなくなります。

実装機の最適化および出力
富士機械、日立ハイテク、Universal、松下、Siemens、Assembleon、ヤマハ、JUKIなど、様々な実装機メーカの実装機に対応しています。
ライン・バランスやグルーピング、ヴァーチャル・スティッキー・テープによるローテーション修正機能などを兼ね備え、専用の実装機モデルと出力プロセッサによって、効率性と生産性を最大限に引き出す、即座に実行可能な実装プログラムを生成します。

実装機への出力
既存のライン設定のリエンジニアリングに対応します。富士機械、日立ハイテク、Universal、松下、Siemens、Assembleon、ヤマハ、JUKIなど、様々なベンダーが提供する実装ラインをサポートするために、既存の実装プログラムをTrilogyで読み込み、リエンジニアリングと出力を行います。

AOI/AXI装置への出力
TrilogyのODB++データベースは、Vi-Technology、Orbotech、オムロン、Agilent「5DX」など、複数のAOI/AXI装置への出力用フォーマットでインテリジェントなデータを生成できるため、設定時間が大幅に短縮されます。


ERFマネージャ
DFMの効率性を最大限に高めるルール管理機能。
Trilogy DFMユーザーにとって必須のシステム支援ツールとして、ERFマネージャは、DMF解析および最適化ルールの効率的な管理を支援します。ルール編集工程モニタリング用のチェック機能など、使いやすいルール入力・レビュー機能を備えています。