VSIMアプローチ

バロール社は工場最適化ソフトウェア・ツールの導入を確実に成功させる手法を開発しました。VSIM(価値に基づくソリューション導入手法)は、迅速な効果実現とベンダー・実装業者間の連携を目的とし、共通のプロセスを通じて事業価値の特定・実現・維持へと導く、実証済みの手法です。この手法は、稼動するSMTライン数にかかわらず、多様な規模の企業で取り入れることができます。


VSIMは、コンサルティングに基づいて、ソリューション・プロバイダ(ベンダー)と実装業者(顧客企業)間を調整し、明確に定義された共通の協調プロセスに従って進める手法です。このプロセスでは、まず、顧客企業の求める利益を特定し、利益を実現します。その際、KPI(主要業績評価指標)により成果を測定します。さらに、知識を移転することで顧客企業が自律的に成果を維持できるようにします。VSIM手法は「工程分析」と「プロジェクト導入」の2段階で構成されています。

「工程分析」は、包括的な協調プロセスを確実に進めるための明確なワークフローに従って実施され、工場環境全体が分析されます。図1は「工程分析」手法の流れを示したものです。

発見と分析発見と分析では、実行している操作や活動、現在の指標とデータ、実施中の業務プロセスなど、工場の現状について説明します。
 
改善策の仮説 発見段階で特定されたニーズに基づいて、改善策の仮説を立案します。特定されたニーズと、それを実現することによる影響について説明します。
 
ソリューションの推奨工程の変更やソフトウェアおよびハードウェアの構成など、推奨するソリューションについて説明します。必要に応じて、事業ニーズとの機能的な関わりについても説明します。
 
ソリューション導入戦略ソリューション導入戦略では、推奨するソリューションや技術の実現方法を一般的に定義します。成果を測るための指標を定義し、リスクについても説明します。
 
利益の分析利益の分析では、提案したソリューションがもたらす価値の予測について、財務的な観点から説明します。
 


顧客企業とバロール社の間で導入戦略を調整した後で、「プロジェクト導入」段階に入ります。この段階は、プロジェクト定義、ソリューション設計、ソリューション導入、ソリューションの稼動開始/継続的サポートという4つの目標領域で構成されます。

KPI(主要業績評価指標)は、最初に「プロジェクト定義」段階の内容に基づいて策定し、「ソリューション設計」の過程で、顧客企業の工場内で実施されている様々な取り組みや戦略に沿って発展させます。つまり、KPIや価値に基づくその他の指標に焦点を当てて、リーン生産方式や5Sなどの戦略や取り組みを「ソリューション導入」段階に統合することができます。



プロジェクト定義


詳細なプロジェクト計画の開発。必要なリソースの特定。スケジュールの合意。開始。

ソリューション設計


スコープ、リソース、コミュニケーションの管理。現場準備、ハードウェアの配置設計。要件の特定。

ソリューション導入


アプリケーションの設定。研修。オフライン/オンラインのハードウェア構成・設置。

稼動開始&サポート


エンド・ユーザー研修のサポート。エンド・ユーザーの効果のモニタリング。最終ミーティング。サポート引き継ぎ。




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